人間ドックで気になること

がんは人体のあらゆるところにできる可能性がありますし、がん以外でも人間の生命を脅かす病気はいくらでもあります。脳梗塞や脳卒中に代表される脳疾患や、心筋梗塞や狭心症などの心疾患など年齢を重ねると気を付けていかないといけない病気がたくさんあります。人間ドックではこれらの厄介な病気をくまなく発見することが出来ますし、特に自覚症状のない初期段階で発見・治療する事につながるのでQOLの維持と上昇には必要不可欠な存在です。しかし、人間ドックはバリウムを飲むのが大変そうである、一日中時間がかかってしまうなどのマイナスの印象がテレビの健康バラエティの影響で広まってしまい、人間ドックをする前に受診する意欲がそがれてしまうというケースも少なくありません。

人間ドックには一泊して全身をもらさず調べ上げるためのコースもありますし、長時間拘束されるのは負担であるという人の為に基本的な項目をセットにしたものの他に脳ドックや心臓ドック、消火器ドックなど気になる臓器だけを集中して調べるコースも登場しています。飲みにくさで人気のないバリウムも、近年ではバリウム自体の濃度をアップさせることで飲まなくてはいかない用量を減少させるようになってきていますし、味もイチゴやバナナなどのフルーティーな味からコーヒーのような普段から患者さんが親しんでいる飲み物の味など色々なものが作られていますので、以前よりは飲む時の負担も減っています。

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