人間ドックに胃がんリスク検査

人間ドックは日ごろ気がつかないがんなどの疾病の早期発見・早期治療が主な目的ですが、最近では胃がんの検査にあたり、従来からあるバリウム検査ではなく、血液検査による胃がんリスク検査を導入する医療機関もあらわれてきています。人間ドックのバリウム検査というのは、造影剤としてバリウムを飲んだあと、いろいろな角度から胃のエックス線撮影をするというものであり、もちろん胃がん発見のために有効性は高いものですが、受診者の肉体的な負担感も大きなもので、それがきっかけで人間ドックを躊躇する人も多くみられました。最新の胃がんリスク検査は、血液検査だけで胃がんの発生頻度を知ることができるという検査方法で、採血の回数や分量そのものは一般的な検診と変わらないため、容易に検査を受けることができます。この胃がんリスク検査は、胃に住んでいるピロリ菌の数値などをもとにして行うものですが、基本的にはリスクがあると確認された人についてのみ、胃カメラ検査などの精密検査が行われるという段取りとなっているため、最初から人間ドックのメニューの一環としてバリウム検査や胃カメラ検査を行うよりも、よりリーズナブルな料金で受診することが可能となっています。

さらに、こうして胃がんのリスクが発見された人については、胃がんの原因ともなるピロリ菌を、保険適用を受けながら除去することもできるため、かなり低コスト・高効率な人間ドックが受けられるとして人気があります。

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