健康診断と人間ドックの共通点

企業では労働者に対して健康診断を実施する義務がありますので、年に一回の健康診断は必ず受けることになりますが、人間ドックは個人の意志で受けるものですから誰でも受けられますし、受けなくても問題がないと言えます。検査内容に関しては、健康診断は法定健診が基本となり、必要に応じてオプション検査を選べるようになっています。人間ドックでも同じように法定健診がベースとなり高度な検査を組み合わせることで行いますが、健康診断では法定健診は無料で受けることが可能です。健康診断は事業者が費用を負担しますので、労働者はオプション検査の費用を負担するだけで良いメリットがあります。

組み合わせられるオプション検査の内容によっては人間ドックをほとんど変わらない内容にすることが可能です。一方で人間ドックは法定健診から自己負担で行わなければならないため、オプション検査も合わせると高額な負担となってしまうのが現状です。加入している健康保険組合によっては補助が出る場合もありますので、積極的に活用することがポイントになります。費用や受けられる検査の内容がそれぞれに異なりますが、早期発見、早期治療の目的はどちらも同じとなります。

健康状態から生活習慣の見直しを行い予防をしていくことも同じですから、検査内容や料金の負担方法の違いでしかないのが基本となります。人間ドックは全身を詳細に調べることができますので、割高でも安心感があると言えます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です